世界最大規模で開催される最先端音楽とメディア・アートの祭典が東京に上陸! SonarSound Tokyo 2011 オフィシャルサイトへ
SonarSound TOKYO 2nd. 3rd 04.02(sat) 04.03(sun) @ageHa | StudioCoastヨーロッパでも最高のクオリティを誇る音楽とアートの祭典『Sónar』が誕生したのは1994年のこと。それ以来スペインのバルセロナにて毎年開催され、次世代のエレクトロニック・ミュージックとメディア・アートを複合した世界でも最大規模のフェスティバルとしてその地位を確立している。そんな『Sónar』がヨーロッパ外で開催される貴重な機会ということもあり、『SonarSound Tokyo 2011』は早くも通し券が売り切れるほど大きな注目を集めている。
『SonarSound Tokyo 2011』驚きのラインナップとは
『SonarSound Tokyo 2011』が話題を集めるとっておきの理由は、まず何と言ってもラインナップの豪華さ。初日には、早くも世界のビート・ミュージック・シーンの中心人物となった「Flying Lotus」や、トム・トークも大ファンだと公言する「Modeselektor」に加え、国内からはY.SunaharaやDJ KRUSH、池田亮司が登場。『SonarDôme』には、老舗レーベルWarpから登場した期待の新星「Hudson Mohawke」の出演も決定している。昼から開催される2日目は、バンドミュージックの先端を開拓し続けているBATTLESとROVOが登場するとともに、世界的にも尊敬を集めているアーティスト高木正勝や、世界のトレンドにもなったダブステップのオリジネーターKode9が出演する。日本のアンダーグラウンド・シーンを牽引しているDJ BAKUや、メディアアートとしても注目を浴びているOpen Reel Ensembleの出演も楽しみなところだ。
SonarSound Tokyo 2011 前売 1日券7,250円 2日券13,500円当日 1日券8,000円※1日目はオールナイトイベントのため、20歳未満は入場不可
2011年4月2日(土)OPEN 21:00 / START 22:00会場: ageHa <SonarClub>Flying Lotus , Y.Sunahara,Modeselektor DJ-Team feat.,Pfadfinderei Visuals ,DJ Krush , Ryoji Ikeda<SonarLab>Altz, Azzxsss, DJ Scotch Egg,and more<Red Bull Music Academy presents SonarDome>Hudson Mohawke , Axel Boman,bRUNA , Daisuke Tanabe , Patrice Bäumel<SonarComplex>トークセッションやオーディオ・ヴィジュアル・ライブなどのアート・プログラム・ステージ,Masato TSUTSUI (Live visual) x Ametsub (Sound support),Reiko Imanishi + Ken Furudate , Yousuke Fuyama,Qetic presents 映像インスタレーション『記憶と感覚の共有』2011年4月3日(日)OPEN 13:30 / START 14:00t会場: 新木場STUDIO COAST<SonarClub>Battles , Rovo , Kode9
Takagi Masakatsu , DJ BAKU,Seefeel , Open Reel Ensemble<SonarLab>dot i/o , DE DE MOUSE, DJ Yogurt,Sabi , Bflecha<Red Bull Music Academy presents SonarDome>TOKiMONSTA , Dorian Concept , Lunice,sauce81 , Mweslee , Hiroaki OBA<SonarComplex>トークセッションやオーディオ・ヴィジュアル・ライブなどのアート・プログラム・ステージ,大竹 伸朗 x 畠中 実 (ICC主任学芸員)  talk session松武 秀樹 ( LOGIC SYSTEM ) x 畠中 実 (ICC主任学芸員) talk sessionShuta Hasunuma (produced by Kenichi Aono (BEAMS))Itaru Yasuda
SonarSoundTokyo 2011オフィシャルサイト/ミュージック+アート+テクノロジー=sónar とは?
1994年6月にスペインのバルセロナでスタートした『Sónar』は、アドヴァンスド・ミュージック(テクノ、ハウス、ヒップホップ、ポスト・ロック、エクスペリメンタルなど、エレクトロニック・ミュージックを主体とした前進し続けるサウンド)を中心に、マルチメディア・アートを取り上げる先駆的なフェスティバルとして世界的に確固たる地位を築いている。シーンの最先端にいるアーティストが出演するのはもちろん、新たなクリエイターの紹介/発掘も行っており、メディアアート・シーンの活性化に大きな役割を担ってきた。2002年からはスペイン以外の国へも派生するようになった『Sónar』は、ロンドン(2002年より毎年開催)、ニューヨーク、ブエノスアイレス、サンパウロ、ソウル、フランクフルト、東京、シカゴなど、世界各国で開催されるまでになっている。ヒットチャートとは異なった、芸術やアートに特化した最新のトレンドを楽しむことができる、世界屈指のビッグ・フェスティバルなのだ。
写真で見る「sonar」の歴史
INTERVIEW
『Sónar』の歴史を知るディレクター/エンリック・パラウ/世界的に注目を浴びている『Sónar』は、そもそもどんな理念から生まれ、育ってきたのだろうか。そしてまた、『Sónar』が世界的に成功を収めるに至った理由とは何なのか。メディアアートの祭典『Sónar』のディレクターとして、その変遷を18年間見続けてきたエンリック・パラウ本人に、その答えを訊いた。
18年間の経験を通して、アーティスティックなシーンにはまったく危機がなかったと感じるんです。
音楽だけではなく、メディアアートも含む前衛的なフェスティバルにした理由を教えてください。
94年に私たちが『Sónar』を始めた頃、音楽とマルチメディアの境界線は徐々に薄れつつあり、それを完全になくしてしまうことに強い魅力を感じていました。テクノロジーがもたらした方向性がアートの世界に存在し、それが多くのアーティストに、ジャンルを越えた新しいシーンを作ることを促したのです。『Sónar』の「フォーマット」とは、具体的にどのようなものでしょうか? またその魅力とは?基本的には、異なる芸術的方向性の混合です。このフェスティバルを楽しんでいただくには、様々な方法やレイヤーがあります。SónarMaticaのようにインタラクティブな展示を見せるものもありますし、SónarCinemaのように、より観想的なアクティビティもあります。そしてフェスティバル全体の中心となっているのが音楽パフォーマンスなのです。「エンターテイメント」であることと、「実験的」であることを両立させるのは、ものすごい苦労があったと思います。それでも敢えてそれにチャンレジした理由と、成功できた理由を教えてください。音楽とマルチメディア・アートを深く楽しくフレンドリーな場、アーティスト、目や耳の肥えたオーディエンス、そして新しい芸術形式にアプローチしたいと考えるすべての人が出会える場所として、『Sónar』を提案したかったのです。実験的なものと、メインストリームなものとののコンビネーションが成功に結びついていると感じています。
『Sónar』が始まってから15年以上経ちますが、トレンドは常に移り変わっていますよね。今、『Sónar』が考えるトレンドとはどのようなものですか?一つの特別なトレンドがあるようには感じません。『Sónar』は常にクラシックなものと、最新の流れの両方の要素を取り入れます。例えば今年は、Moonbathonという、様々なスロー・テンポのアフリカン・ビートをミックスした新しいジャンルや、今世界でWitch Houseと呼ばれているものに興味を持っています。一般的にフェスティバルは国や場所を特定して開催されることが多いですが、『Sónar』は世界各地に派生して開催されていますね。これにはどういった理由や理念があるのでしょうか?02年から私たちは『Sónar』を国際的なイベントとしてオーガナイズする提案を受けるようになりました。バルセロナが中心地であることに変わりはないですが、このフェスティバルの哲学を異なるフォーマットや他の街に適応させるようになったのです。この経験が私たちに異なるオーディエンスの反応を見る機会を与えてくれました。そして彼らがどのようにして『Sónar』を発見し、交流を持つようになるかを知ることができるようになったのです。また多くのローカル・ミュージシャンやアーティストと知り合うようになったのも興味深いです。過去の『SonarSound Tokyo』でも起こったように、国際的に知名度を広めるきっかけが必要なアーティストが、私たちのプロジェクトを通して、音楽を披露する機会を作ることができたと感じています。
世界各地での反響はいかがですか?オーディエンスもローカルのアーティスト・シーンからも常に素晴らしい反応を感じていますね。YoutubeやUstreamのお陰で今、色んなイベントを疑似体験したり、知ったつもりになってしまうこともありますが、実際に現場にくると、ソナーはどんな喜びを与えてくれますか?アーティスティックなパフォーマンスを生で見る体験は、同じアーティストの同じパフォーマンスをコンピュータ画面や、スマートフォンを通して見るバーチャルなオーディエンスが受けるインパクトとは比べ物になりません。アーティストとの相互作用のすべてを失い、また他のオーディエンスと経験を共有する可能性も同時に失ってしまうからです。インタラクティブな喜びを与えてくれるからこそ、「メディアアート」は生で体験する喜びも強いですよね。『Sónar』が始まってからの18年間の中で、今の「メディアアート」は盛り上がっていますか?ええ、とても盛り上がっていると思います。毎年アートシーンは新しく生まれ変わり、テクノロジーとの相互作用や新しいビジュアル・プロジェクトを提案しています。18年間の経験を通して、アーティスティックなシーンにはまったく危機がなかったと感じるんです。おそらく、私たちがこの仕事に対して持っている好奇心と革新的な仕事をするために費やしてきた努力があるからだと思います。 それでは最後に教えてください。『Sónar』が最も重視しているのは、どんなことでしょうか?「発見」と「喜び」ですね。
世界基準の「最先端アート」を体験できるまたとない機会まだまだ続く追加情報もお楽しみに!
SonarSound Tokyo 2011オフィシャルサイト