主人公は、お調子者のカメレオン!? <砂漠の迷宮>で巻き起こる、命がけアドベンチャー!
主人公のランゴは、ペットのカメレオン。生まれてから水槽暮らしで、テレビで見ていた「ヒーロー」にあこがれている毎日。あるとき、乗せられた車から落ちたランゴは、灼熱の砂漠に取り残されてしまいます。砂漠の街「ダートタウン」に迷い込んだランゴは自分は「ヒーロー」だとウソをつきますが、助けを求めていた街の住人に信じられてしまい、とんでもないことに!
ご存じ、ハリウッドきっての名優で、個性的なキャラクターを変幻自在に演じることから、「カメレオン俳優」とも呼ばれるジョニー・デップが、ついに本当のカメレオン、ランゴに大変身!各キャストの「声」と「動き」の演技そのものを<エモーション・キャプチャー>と呼ばれる技法でCGに取り込み、不思議でユニークな世界を作り上げたのは、「スター・ウォーズ」「アバター」などの大ヒット作品の特殊効果で有名なILMスタジオです。監督はジョニーと再びタッグを組む「パイレーツ・オブ・カリビアン」のゴア・ヴァービンスキー。

そんな注目作『ランゴ』の魅力を大解剖!さらにミュージシャンのホフディランによる『ランゴ』レビュートークも掲載中! 「こんな映画、観たことない!」(ローリング・ストーン誌)とまで評された『ランゴ』はオススメの必見映画です!
『ランゴ』はココが面白い!POINT1 温室育ちの“なんちゃって”ヒーロー。名作パロディも盛り込んだ、卓越したストーリー
砂漠の街<ダートタウン>に迷いこんだランゴ。TVのヒーローのマネをしてついたウソで、保安官に任命されてしまい、荒くれ者と戦うことになってしまいます。張り巡らされたワナと渦巻く陰謀・・・。変わり身の早かったお調子者のランゴが、「本当の自分」を見つけて変貌していく姿にはつい感動してしまいます。ちょっぴり皮肉を込めつつも、ストレートな主張を持つ、優れたストーリー展開が見事です。
また、制作にあたって多数の西部劇の名作を見返したという監督。「ランゴ」の名前は、『続・荒野の用心棒』の「ジャンゴ」にちなみ、音楽はエンニオ・モリコーネ風という、映画ファンにはたまらない小ネタもタップリ。お子様向けのアニメだと思っていると、映画通に怒られそうな素晴らしい完成度です。
『ランゴ』はココが面白い!POINT2ジョニーの演技がそのままランゴに!「エモーション・キャプチャ―」って何?
本作には、ジョニー・デップを始め、牧場主の娘であるマメータを演じたアイラ・フィッシャー、ならず者のガラガラヘビ・ジェイク役のビル・ナイなど実力派の俳優たちが数多く参加しています。監督は、彼らにマイクの前でのアフレコ吹替えをさせるのではなく、西部劇の衣装を着せ、小道具を持たせて、セットも作るなど実写映画ばりの環境で、臨場感あふれる演技を要求しました。声だけでなく動きを含めた演技全体もカメラで収録するこのプロセスは「動き」(モーション)だけでなく「感情」(エモーション)をも映像に封じ込める「エモーション・キャプチャー」と呼ばれています。「アバター」などでも使われたこの手法により、CGの作り物っぽくなりがちなアニメーションにホンモノの命が吹き込まれているように見えるのです。まるでジョニーが実際に砂漠にいて、事件が起きているかのようなリアリティを持つ映像は見事の一言! ランゴの動きを見ながら、ジョニーが一生懸命に演じている姿をぜひ想像してみてください。
『ランゴ』はココが面白い!POINT3ヘンテコで超個性的なキャラいっぱい!“砂漠”のワンダーランドの世界がすごい!
監督のゴア・ヴァービンスキーは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などを手がける有名監督ですが、じつはアニメーション作品は初めてだそう。そんな彼とタッグを組んだのがこれまたアニメーションは初めてという一流の映像効果スタジオのILMでした。ILMは、『スター・ウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカスが設立し、常に映像の最先端を走っているスタジオで「ランゴ」を今までのアニメーション作品とは全く違う世界感を持った作品に仕上げています。砂の一粒一粒までもが存在感を持つような緻密な雰囲気づくりは見事というほかありません。さらに、カメレオン、ヘビ、タカ、カメといった超個性的なキャラクターが、まるで実在するかのように生き生きと感じられるクオリティにも注目です。「ランゴ」は今年のハリウッド映画祭のアニメーション賞を受賞、『カーズ』、『レミーのおいしいレストラン』、『トイ・ストーリー3』など、例年ディズニー/ピクサー作品が常連だったこの賞を「ランゴ」が獲得したことで、早くもアカデミー賞候補とも言われています。
ミュージシャン・ホフディランが『ランゴ』の魅力を熱く語る!レビュー・トークをアップしました!「これぞジョニー・デップの真髄。『ランゴ』はホンモノの<POP>ムービーだ!」
クリエイター必見の映画『ランゴ』。この秋、イチオシのエンターテイメント作品に仕上げっています。世界最高峰の技術力と、共感できるストーリーが融合した本作を、ぜひ劇場で!!配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公式ウェブサイトへ ジョニーデップ最新作ランゴ 10月22日(土)ロードショー